当院が加盟している日本電気治療協会理事長の羽田野先生が「これは読んでおくべきですよ」との事でamazonでポチしたこの本。
「よくわかる内科」(定価は6,500円+税ですが、めっちゃお手頃価格でゲット出来ました)
もちろん当院は整骨院なので内科は門外漢なのですが、「患者様の痛みの原因が実は内科的なものだった」なんてことは時折あるんです。
そんな場合、一生懸命施術しても全然良くならない・・・ならまだしも、その症状がどんどん悪化していくことだってあります。
こちらとしても「良かれと思って」懸命に治療しても、かえってそれが患者様にとっては逆効果、いえ、言葉は強烈ですが致命的な結果を招くことになるかも知れません。
見分け方の大きなポイントとすると、ジッとしていても痛い場合は一度内科の先生に診ていただくことをお勧めします。
私たち整骨院がお役に立てる痛みや症状の特徴は
・ひねった、ぶつけたなどのきっかけがある痛み
・〇〇すると痛い
・痛くて〇〇出来ない、もしくは、やりにくい
・ジッとしていても痛いけど、こういう姿勢なら痛くない、もしくは痛みが和らぐ
・交通事故や労災
と言うような場合です。(健康保険に関してはお使いいただける場合と、そうでない場合がありますからご了承ください)
実際、私も経験があります。
ある女性の保険外務員さん。以前から何度か営業で来られたこともある方でしたが、その時は
「先生、腰が痛いんですけど診ていただけますか」
ただ、パッと見で全然顔色が悪いんです。いわゆる顔面蒼白。
押さえている場所は、腰というより左の背中。
ピーン!ときました。
「いいですけど、〇〇さん。ずいぶんツラそうなんだけど、楽な姿勢あります?」
「あ、いえ・・・昨日あたりからずっと痛くて・・・」
「分かりました。〇〇さん、落ち着いて聞いてな。決して『ウチじゃ診ないよ』つってるんじゃないよ。いっぺん、病院行ってみて。いつも診てもらってるところある?」
「あ、はい」
「OK!そこで。けど、行ける?送って行こか?」
「いや、ここまでも来れたから、何とか行ってみます」
で、後日来られて
「先生、ありがとう。あの時膵炎だったんですって。病院の先生も『よく一人で来たねぇ』ってビックリしてました」
「じゃろぉ。顔色悪かったから、整骨院ちゃうと思ったのよ。スゴかろw?」
と笑いにしましたが・・・実は、めっちゃホッとしたのを覚えてます。
「(左の背中が痛いって膵臓の場所ちゃうん?)」とあの時思った自分を褒めてあげたいと思いましたよ。
数年前ですが、なんてことがあったので「よし!」ってことで、毎朝少しだけ早く来て【一日一項目】。
いつから始めたんだっけ。300ページ超の本ですが、今週読了………とは言え、もちろん全部理解したワケじゃありません^^;
「あれ?これ、ちょいと内科的な症状ちゃうの?そういや何か書いてあったな…」と探せるために一読した、って所です。
専門学校の時の“一般臨床”を復習してるみたいな感じで、何気に色々と気づきがありました。
という自己満足の報告でした。