患者様への施術の効果がどうなのかを検査させていただく際にいつもお声かけするのですが・・・いわゆる「ビフォーアフター」の検査です。
例えば、イスから立つ時に腰が痛い方は真っ直ぐ立とうとすると腰に痛みが出がちです。こういう場合、お腰を反る動作で痛みが出ますので「ビフォーアフター」はこの動作。
ポイントは「腰を反る」というより、「おへそを前に出す」感じ。
例えば、靴下をはくのがツラい方は前かがみで腰に痛みが出がちですので、「ビフォーアフター」はこれ。
ポイントは「『あ、こんにちは』と軽くお辞儀する程度で」という感じ。
けど、みなさんついついやり過ぎちゃうんです。
例えば、写真1だと、こんなことしようとされます。
例えば、写真2だと
で、おっしゃられるんです。
「あ、痛たたた」と。
で、そのたび心のなかでは「あちゃぁぁ(TT)」
もちろん、言うんですよ。アフター検査の前に。
「さっきみたいな感じで、動作の時の感じが変わるかどうかを知りたいだけですからね」
「どこまでイケるか大会じゃないですからね」
けど、しちゃうんです。
例えば、写真1だと、こんなことしようとされます。
心の中では叫んでます。
「(どんだけ、ふんぞり返るつもり?)」
「ジャーマンスープレックスでもやりたいんかい!」
例えば、写真2だと
「(取引先の社長でも来たんかい)」「(何秒お辞儀しとんねん)」と。
要は、「さっき、そこまでしてへんかったやんけ」
「さっき以上に反り返って(前かがみして)、痛い言われても知らんがな」と。
例えば、肘を擦りむいたとしましょう。
消毒して、赤チン(死語?)塗って、カサブタ出来て、その下で修復作業が行われて治っていきますが、カサブタ出来た頃に
「どこまで治ったかなぁ?」
と肘曲げたら?
場合によっては、一回動作して痛みが無かったのを「あれ?」と思われたのか、何度も何度も繰り返す方もおられます。
「あ、ちょっ、も、もういいですよ」
とお声かけするけど、また繰り返されます。
例えば、アイスクリーム作り。
彼氏のために材料勝って来て、料理本読みながら一生懸命作って、冷凍庫に入れたとして、待ちきれず何度も何度も
「出来たかなぁ?」
と冷凍庫開けて除いてたら?
肘、いつまでたっても治りません。
アイスクリーム、出来るまでごっつ時間かかります。
そゆことです。