これがロコモ検査?いやいやいやいや(^^;

ついつい買っちゃうんですよねぇ。

「ヘ○ヌードだらけの全裸大新年会」見たさに・・・

あ!じゃなくて・・・ち、違いますよ(汗

一番左端の

「脊柱管狭窄症は二子タマ体操で治す」って記事です。

内容ですか?

うぅ~ん・・・ま、「世の中的にはこういう認識なんだろうなぁ」が正直なところです。

極論するなら、「脊柱管狭窄症は自分で治せる」には賛成です。

ただ、厳密には「脊柱管狭窄症と言われる症状は、自分で治せる可能性がある」ですね。

詳しくはまた別の機会にと思います。

(ちなみに、表紙の「脊柱管狭窄症は二子タマ体操で治す」に関しては、結局のところ「全然違うやんっ!」て内容になっていますので、注意が必要かも)

ただ、どーしても気になる所があったんですよね。

これ↓

特にこれ↓

性分なんでしょうね。ホント、ムカつくんです。

「ワシ(私)ってロコモなんじゃろかのぉ?」と思われた方。

絶対やっちゃダメですよ!

間違えても、出来ないからと言って落ち込んだりしないでください。

世界中の誰一人、出来ゃしないテストです。

あなたに全盛期の室伏広治さんバリの体力があったとしても、あなたがEXILEのメンバーであったとしても絶対にこのテストはクリア出来ません。

「支持基底面」という言葉があります。

体重を支えるのに必要な床面積のことを指しますが、言い換えると、両足で出来た四角形の中に重心がないと人は身体を支えられないということなんです。

何かをしようとする時には、重心(おヘソから真っ直ぐ地面に落とした点)がその四角形の中にある必要があるんですね。

で、もう一度↓

ね?どうですか?オヘソの下にその支持基底面はありません。

で、実際にやってみました。

足の位置、黄色の矢印です。

衰えたとはいえ、もとアメリカンフットボール社会人一部リーグでバリバリ“いわしてた(と自分では思っている)”私ですが

どーーーあがいても立てません。

で、今度は↓

足の位置、黄色の矢印です。

立てました。確かに立てましたけど、結構必死の形相です。

(写真では澄ました顔を無理やりしておりますが^^;)

その方の体重にもよりますが、筋肉とすると大腿四頭筋という筋肉で全体重を支えながら、しかもバランスを崩さずに立ち上がらなければなりません。

ですので、普段運動をされない方が気軽に

「ワシ(私)ってロコモなんじゃろかのぉ?」

とやっちゃうと転倒の恐れがあります。

特にご高齢の方が転倒した場合には骨折の危険性もかなりあります。

たとえ転倒しなくても、お膝が悪い方などは、さらにお膝の状態が悪化する可能性も。

「ま、そんなに目くじら立てなくても、所詮は男性週刊誌じゃん」

というお声もあるかも知れませんが、間違った知識は間違った知識としてしっかり認識するとともに、こういった事に携わる者の端くれとしては、絶対に看過してはいけないと思い、書かせていただきました。

 

マイケルだったなら、このテストもありかも?なんて。

(重心が支持基底面よりはるか前方です)