「思い出を買う」ってこういう事なのでしょうね

とにかく“F”をものにしたかったです。

 

 

年末が近づき、今頃高校生三年生はどういう気持ちなんでしょうね。

自分たちの頃は、年明けに共通一次試験があったから、この時期はそれに向けて集中してた・・・かな?

特に自分は数学がサッパリでしたから半ばあきらめモードで、英語や国語で取りこぼしをしないようにやってたような気がします。

そんな受験生たちの必須アイテムに「赤本」ていうのがありました。

早いヤツだと高二の頃に手を付けてたりしましたが、大概の場合は高校三年生になって

「どれにしようかな」と

本屋さんで手にとっては戻し、戻しては手に取ったアレです。

そんな「赤本」ですが、実は自分はすでに中学生の時に買ってました。

ジャーン、これ!

Amazonをぶらぶらしてたら

「おぉッ!懐いっ」

イカンですね。ソッコー“ポチ”ってました。

 

兄貴に付きあわされて触ったギター。

とにかく、いわれるがまま

♪ジャンカジャンカジャンジャン♪

と、いわゆるリズム(サイド?)ギターってヤツ。

 

ただ、やってるとチャンと弾きたくなるんですよね。

もちろんその根底には

「(ギター弾けたらモテるんちゃうか)」という下心満々。

 

「はじめてのギター」とか「ギター演奏のABC」みたいな教則本買って始めたのはいいのですが、全然つまらない。今、自分が何をやってるのか、これが役に立つのか、これがKISSやBeatlesに本当につながるのか?

気が付いたら、ボクのギターはケースの中で出て来る気をなくしてました。

そんなある日、(マス屋だったかな?カワイ楽器店だったかな?)で見つけたのがコレ。

「知ってる曲、よぉけ入っとるやん」とお小遣いはたいてゲット。

で、その日からは家にいる時はズーっとギター抱えっぱなし状態に。

(大学の下宿時代は、目が覚めたらギター抱えたままだったなんてことも)

コンパクトな本だから、油断してるとすぐに閉じちゃいます。だもんで、ページの真ん中ギューッと押し付けてページ開いてしてたから、あっと言う間にボロボロに。

中には3ページに渡る曲もあったりして。そうすっと、3ページ目開いたり戻ったりが面倒くさい。

今から45年も前だから家庭用コピー機はおろか、近所にコピー機置いてるコンビニもないし、なんなら「コピーする」という概念すらない。

「じゃぁ!」

ってことで、チラシの裏側に歌詞を書き写して、その上にコードを書いて、一枚の紙でいちいちページ切り替えないで済むようにしたりして。

考えてみりゃ、あのおかげで英語が嫌いじゃなくなったのかな?

書いてると気づくんですよね。

「あ、英語の歌ってどれもこれも韻を踏んでんだ」と。

You say you want a revolution

Well, you know

We all want to change the world

You tell me that it’s evolution
Well, you know
We all want to change the world

といった具合に
revolution,evolution,solution,contribution

tionの繰り返し。

あと「er」「ed」「e」「you」「ow」的な韻とか。

あと

If there’s anything that you want

If there’s anything I can do

「あ、“that”ってホントに省略するんだ!」とか。

(後の共通一次の英語、奇跡の197点に結びついたのかも)

ただ、中学生の自分が一番弾きたかった「Yesterday」のしょっぱなの「F」が・・・まぁ、大変。

初心者あるあるですが、指がつりそうになるのを我慢しながらやりました。

で、コード演奏が出来始めると今度はモノ足らなくなって、右手や左手の指が遊び始めるんですよね。で、気が付いたら“それっぽく”弾け始めてるんです。

もしかしたら、語学もこんなものなのかも?

単語や文法を一生懸命勉強するのは面白くないけど、やりたくてテキトーにやってたら身に着いちゃう的な。

よく、聞きます。

「英語を話したければ、その言語を話す彼女(彼氏)を作れ。嫌でも身につくはずだ」と。

楽器もそういうもんかな?ピアノでも始めてみっかな?みたいな気持ちでいたりしちゃったりなんかして・・・

 

けど、

「趣味は何ですか?」

と聞かれても、胸張っては

「ギターです」と言えません。

この赤本をやり過ぎたおかげでコードやタブ譜は読めても、楽譜はさっぱり読めませんので。