Mさんからのお中元です。

 

いやぁ、この時期がきました。
Mさんからのお中元です。
僕にはサントリーオールフリーの500を1ケース。スタッフさんには“モダンな和菓子”母恵夢の水ようかん。

実は、このMさん。腰痛でも坐骨神経痛でもないんです。もう3年くらい前でしょうか?
「看板を見たんやけど、診てもろても、ええやろか」ということでご来院されました。
どんな症状でお悩なのかをお聞きすると
「鼻の奥がねぇ、なんかねぇ、クゥ~んとねぇ、痛いというかぁ、詰まるというかぁ、なんと言うかぁ、どこに行っても良くならんし・・・それより、分かってもらえんのよねぇ」
という症状でらしたんです。

心の中では
「(本人が分からんのに、それを聞かされる方がどんあ症状か分かるワケあるかいっ)」です。
それこそ、分からない症状の改善させる方法なんてと昔なら思ってました。

ただ、僕は分かるんです。
改善させる方法が、じゃなくて、ご本人にも分からない症状がどんな症状かを。
それは・・・(ここでドラムロールを)・・・ジャーンっ!
「上手く言えない症状」なんです。

とすると、ポイントは鼻の奥の方の環境を良くすること。
M様の座ったお姿や仰向け寝の状態、筋肉のこわばりやバランスを見させてもらって、
「とすると、あそことあそこは怪しいな」とアタリをつけます。
で、我々のような仕事で「お鼻の奥の環境」のお役に立てるとするとアレかな?ということで施術をし、翌週おいでいただいて
「どんなでした?」とお訊ねしたところ
「あのねぇ、ウソやないのよ。ホント、あれから一週間全然えぇ調子やの」
「あの、押してくれたツボが良かったんじゃない?“鼻ツボ”って名前つけたらええよ」
「先生、これで論文書けるんじゃない?」
との嬉しいお言葉まで。

ただ、
「何がどうなって、こうなったから、Mさんの〇〇が良くなった」という「○○」が分からないので、施術しているコッチからすると「やった感」はないんです。
「鼻ツボ」に関しては、「もしかしたら、ここ痛いかな?」くらいの気持ちで押させてもらった程度で、実際には他にいくつかポイントを施術したんです。
だもんで、「鼻ツボが効いたよ」とおっしゃられても、「あ、はぁ、そ、そぉっすか・・」と言う感じでスッキリしないんです。

そう、Mさんのお鼻の奥のように。

論文?んなもん書けません。誰にも共感してもらえない症状ですし^^;
ただ、「鼻ツボを押すとサントリーオールフリーの500が1ケースもらえる」ということは証明できました。