車の修理って誰にお願いしたいですか?

タイヤがパンクした。なら、タイヤ交換ですよね。

けど、以前よりハンドルが切りにくくなった。ブレーキ踏んだ時、少し変な音がする。

こういう場合、どうします?

これって、体の治療にも通じるものがあると思うんですよ。

ねん挫した、骨折した。

なら、その治療はねん挫や骨折した場所の修復が第一です。

けど、以前より肩が上がりにくくなった。夜中に痛くて目が覚める。

こういう場合、どうです?

自分は車のことは全然詳しくありません。だからこそなのか、先ずはその車を買ったディーラーさんに相談します。

緊急でなければ日程を調整してもらって、一日預かって検査してもらいます。

ハンドルやブレーキそのものに異常があるケースもあるでしょうが、大概の場合は、それに関連する部品が不具合を起しています。

その不具合があるために結果としてハンドルやブレーキにしわ寄せが来ているといった状態です。

 

さて、体です。

こんな話をよく聞きます。

「○○さんの肩の上りにくさは骨盤が歪んでるからなんですよ」「寝返りで起こる○○さんの腰痛は背骨の歪みが原因ですね」と。

「ハンドルが切りにくいのはシャフトが歪んでるからなんですよ」「ブレーキ踏んだ時の変な音はシャフトの歪みが原因ですね」と整備士さんが真顔で言ってらしたとして、

「そっか、ここに修理お願いしよっと」ってなりますか?

ま、よほどその整備士さんを信頼してれの話になりますが。

 

え?自分ですか?なかなか信頼を得られてないみたいですね^^;

「アレがこうしてこうなって、○○さんの症状を起こしていると思いますから、コレをああしてこうすると良くなると思いますよ」

みたいな事を言ってると

「先生、話好っきゃねぇ」と言われます。

これって、「(あんた、話が長いねん!)」という意味でしょう。

確かに、なんだかんだあっても「骨盤がー」だと話が早いですから。

 

とは言え、こちらがあまり理解出来てなくても、しっかり説明してくれる整備士さんをボクは信頼したいと思います。口にして言う限り、自信が無いといえないと思うからです。

けど、せっかくご縁を頂いた目の前の患者様に嘘はつきたくない、というのがボクのわずかばかりの矜持です。

だもんで、当院では口で言うだけではなく、「施術提案書」という形でお渡ししています。