さて、「週刊現代~どこよりも本気の腰痛対策~」第三弾。
今回のテーマは 「腰にもひざにも即効 『骨ストレッチ』驚きの秘法」です。
前回腰の右側がつらかった記者さん。2週間のトリガーポイント治療で
>ひとりで普通に身じたくが出来る程度に回復した
そうです。2週間もかかっただなんて、よっぽどヒドかったんですね。
ただ、そうこうしているうちに前回の右ほどではないものの、今度は左側が・・・
で、ナニを思ったかこの記者さん。治療に行くのではなく近所の本屋さんに。
そこで目に止まったのが「骨ストレッチ」という言葉だったんですって。
この手のワード、自分も引っかかります。
「骨をストレッチィィ?ええかげんにしいやぁ!!」と。
てか、治療してもらえや!
その本によると
>いくらマッサージでほぐしても体の使い方が同じままなら、疲れやすい体質は変わりません。
>大事なのは、筋肉ではなく「骨」を意識して動かすこと
なのだそう。
出た出た。とにかく全段ボンヤリさせて、一般の人が聞くと「なんとなく分かった」風な文章。
「体の使い方」と「疲れやすい体質」に何の関係が???
「筋肉ではなく骨を意識して動かす」???
骨で構成された体という骨組みを動かすのが筋肉であって、骨が単独で動くことなんてあり得ないのに???続いて記者さん曰く
>骨のバランスをなんとかしないと、この腰痛は治せないかもしれない
と思ったそう。
「骨のバランス」ってなんとかなるものなの???ま、そこは素人さん。本屋さんに並んでるキャッチ―なタイトルに踊らされるのも無理はありません。
そこで記者さんは、本の著者さんに取材したんだそうです。お名前は伏せますが、「スポーツケア整体研究所代表」という肩書の方です。
仕事柄、「あぁ、そういうお店を経営している個人事業主さんなんだな」とピンときますが・・・
そこから、なんだかんだと説明があり「鎖骨ひねり」という謎の体操や、膝にも腰にも効くメソッドがどうのこうのと。
いや、この先生はそれで本を出してるくらいなんだから「はい、そうですか」としか言いようがありませんが、どんな理論があるのかという目で読んでいたコチラからすると、恥ずかしくて目をそむけたくなるようなトリックが満載。
いや、デモンストレーションとしては面白いですよ。
「よくもまぁ、そういうの思いつたよなぁ」
と感心すらします。途中から、「ん?この先生がいくらか払って書いてる広告記事か?」と思ったりもしたのですが、書籍の名前も出てないのでそうではないのでしょう。
とにかく、先生によると
>あえて末端を不自由にすることで、からだ全体を連動させて動かすというのが、骨ストレッチの根っこにある理論
みたいです。
ごめんなさい。頑張って下さい。
ということで、今回は何も言える事がありません。そういうストレッチがある、という事を主張している個人事業主さんがいらっしゃるということです。
次回は、アメリカのトレーナーさんの「腰が痛いなら、いますぐ立ちなさい」についてです。
なんとなく、理解出来そうな気がしています。